偏波分離器

- Ortho Mode Transducer-


商品説明


・偏波分離器 偏波分離器は、円偏波分離器と直線偏波分離器の2種類に分類されております。
円偏波分離器とは円形導波管に入力される円偏波を垂直直線偏波および、水平直線偏波に分離します。
直線偏波分離器とは導波管部に入力される直交する直線偏波を垂直直線偏波および、水平直線偏波に分離します。
詳しくはシステム概要をご覧ください。
天体観測において重要である楕円偏波の扁平率などの解析が可能です。

本製品は金属だけで構成されているため極低音(~1K)領域での使用が可能です。

当社では各周波数に対応して製作しておりますが、お客様のご要望に応じて自由に変更し製作することが可能です。
製品に関するご質問、ご相談はお問い合わせ、またはお電話(0422-52-0167)にてご連絡ください。特注も承っておりますので、是非ご相談ください。
【製品完成例】円偏波分離器 [製品完成例]円偏波分離器 【製品完成例】円偏波分離器 【製品完成例】直線偏波分離器      
性能例 (WR28)
透過周波数 30GHz ~ 34GHz
挿入損失 0.6dB
アイソレーション 30dB

システム概要


円偏波分離器 円形導波管がport1、それが分岐してport2とport3がある。port1に円偏波を入力すると偏波の回転方向によってport2かport3から出力される。可逆である。詳しくは表を参照。
入力port 入力偏波 出力port 出力偏波
Port1 右旋円偏波(時計回り) port2 直線偏波
Port1 左旋円偏波(逆時計回り) port3 直線偏波
Port2 直線偏波 port1 右旋円偏波(時計回り)
Port3 直線偏波 port1 左旋円偏波(逆時計回り)
直線偏波分離器  
入力port 入力偏波 出力port 出力偏波
Port1 直交する直線偏波 port2 直線偏波(垂直)
Port1 直交する直線偏波 port3 直線偏波(水平)
Port2 直線偏波(垂直) port1 直交する直線偏波
Port3 直線偏波(水平) port1 直交する直線偏波

対応表


製品に関するご相談はお問い合わせ、または0422-52-0167までご連絡ください。
導波管サイズ 透過周波数
(GHz)
フランジ
WR 内径(mm)
A × B
口径(mm)
φ
WR-28 7.110×3.560 φ6.35 33 - 38.5 UG381,UG599
WR-22 5.690×2.850 φ5.56 38.5 - 43 UG383
WR-19 4.780×2.390 φ5.33 40 - 43 UG383
WR-15 3.759×1.880 φ4.19 50 - 58 UG385
WR-12 3.100×1.550 φ3.18 68 - 75 UG387
WR-10 2.540×1.270 φ2.84 75 - 88 UG387
WR-8 2.030×1.020 φ2.26 90 - 115 UG387
WR-6 1.651×0.825 φ1.85 110 - 140 UG387P,UG387
WR-5 1.295×0.648 φ1.47 140 - 220 UG387P,UG387
WR-4 1.092×0.546 φ1.245 170 - 260 UG387P,UG387
WR-3 0.864×0.432 φ0.99 220 - 330 UG387P,UG387

※円形ポートの口径は透過周波数によって変わります。

図面


円偏波分離器(WR28の場合)

port1の口径がφ、port2,3の口径がA×Bです。

直線偏波分離器(WR10の場合)

フランジ

UG381,383はフランジの径がφ28.58。UG385,387はφ19.05。UG387-Pはφ19.05でピン穴が2つ増えます。UG599は角フランジで□19.05です。
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